中国西安青龍寺の花見

文章附图

  3月から、桜が満開となり、新しい生活が始まる季節でもあります。

  日本の桜の美しさは世界でも知られていて、毎年日本の桜を実際に見たいと思っている中国人観光客も少なくありません。しかし2020年から続く新型コロナウイルスの蔓延により、中国から日本への渡航も約3年間ストップしたままです。

その影響もあってか、中国でもいつの間にか桜ブームが到来し、桜の絶景スポットがホットスポットとなっています。

今回、日本と長年ゆかりの深い西安の花見名所をご紹介します。

青龍寺は、高くて険しい地形と優雅な景色の楽遊原にあります。前身は霊感寺で、隋の開皇2年(582年)に建てられました。唐の武徳4年(621年)、霊感寺は廃寺となり、景雲2年(711年)に青龍寺に改称されました。明代、青龍寺は廃墟となり、地上の建物は存在せず、寺院の遺跡は地下に埋められました。青龍寺は東中庭と西中庭の3つの部分で構成されています。中庭は遺跡エリアで、東中庭の恵果空海記念館の中庭と、西中庭には合計19の2階建てのサイドホールがあります。青龍寺は西安のAAA景勝地です。


仏教八代宗派の1つである密教のルーツであり、日本の真言宗のルーツでもある青龍寺は、長きにわたり日本と中国の深い国交を結んでいます。

日本の僧侶空海(弘法大師)は、804年に第17次遣唐使とともに唐に渡り、この寺で修行を積み、帰国後に真言宗を創設したと伝えられています。


そして、1985年には日本人が青龍寺の移籍に11品種千本あまりの桜の花を寄贈し、毎年3~4月、花が満開となり、現地はピンク色の花びらに染まった春爛漫の景色を楽しむことができます。清明節後、桜が散り始め、花びらが風に舞い上がる様子は「花雪」と呼ばれ、毎年多くの観光客が訪れています。

開花時期:3月初頃~

見頃:  3月中旬~4月初

開放時間:8:30~17:30

入場料:無料(要予約)

住所: 陝西省西安市雁塔区西影路鉄炉廟村




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